未悠の姿が見えて向かうと


未悠が私に気付いたのかこっちに向かってくる



未悠が私に「久しぶり」と言った


「久しぶり」


「海月本当にごめんね」


「気にしてないよ」


「本当に？」


「大丈夫、気にしてないから。」


「だったらいいけど…」


「どこかに行こうよ」


「そうだね、俺水族館行きたい」


「本当に？私も行きたい」


「よかった、じゃあ車あるから行こう」


「うん」



私も丁度水族館に行きたかった


彼も海の生き物が好きだ


特に深海魚


私も深海魚が好きだ


車に乗り、助手席に乗る




未悠が「俺お腹空いた。なんか食べてから行こう」



「そうだね丁度お昼だし、なんか食べよう」



「レストラン行くね」



「うん」



彼が向かった場所はファミレス



ファミレスに入り


席に座る



未悠はメニュー表を取り初めて見るかのように目をキラキラさせる。


「俺ファミレス初めてなんだよね」


「ファミレス初めてなんだ。」


「うん。父がさ高級なレストランばっかりでさ嫌になっちゃうよ」


「苦手だったよね」


「そうそう、すっごく苦手なの」


「なんで苦手だったけ？」


「味とかも苦手だし、量が少ないんだよね笑」


「前もそう言ってたね笑」


「うん。普通のレストランとかファミレスって中々行けれないからさ今日行ってみようと思って」


「そうなんだ」




その時後ろから「海月」と声を掛けられた


後ろを振り返ると駿人がいた


「ああ、駿人」


未悠が「海月、誰？」と言った


「幼馴染みの駿人だよ」


「一ノ瀬駿人です、よろしくお願いします」


「吉田未悠と申します、よろしくお願いいたします」


「じゃあ俺行くね」


「うん、また今度」



未悠はちょっと警戒していた


「最初海月が浮気したかと思った」



「しないよ、だって駿人は友達だもん」



「だったらいいけど」と言いニコニコした



眩しい瞳


クリクリな目


長いまつ毛


二重瞼


色白な肌


高い身長




私には吉田未悠の全てが眩しい




未悠は呼び出しボタンを押し注文した


私も注文し一緒に食べた



会計を未悠はパパッと済ませ


車に乗る



水族館に向かった