早めに起きてしまったせいですることもない




外に出てみようか



欲しいものが見つかるかもしれない



なんて淡い期待を抱いてもなんにも手に入らない




人のせいにして歩いた結果だ




きっと明日は土砂降りになるだろう



そしたらこの泥全部流してくれよ。



作り物に惑わされ生きるのはもう慣れた。



あの時言った言葉はまだ覚えている?


駿人に言った言葉は私は覚えている




「「いつか私が全てを変える」」



なんて薄っぺらい言葉



これって小学生の時に言ったよね



全て変えるなんて理想を全部押し付けたね




私は高尚な夢だと思った



でも言われたの



「高尚な夢じゃなくて理想」



って姉に言われた




すっごく悔しかった



全部を否定し、私を嘲た姉。



実際その通りなのだ



高尚な夢なんかじゃないって本当はどこかで気付いてた



でも気付きたくない、気付かせたくない



なんて思って気付いたまま歩いていた



その時思ったことは


遠くにいたくないって思った





そこまで遠くないのに、私の中で距離があった。





その距離は縮められず、遠くなるだけ。





欠けている部分は全部その距離に取られ、誰かに見られるわけでもないのに欠けたもので性格を作った。






あなたはなにになりたかった?


理想だっていいじゃない


自分さえよければ自分に酷い嘘だってついていいじゃない



自分の思いを優先にしたっていいじゃない




同じ赤も青も明日は見られないのなら歩けばいい。





なんて言い訳を作ってた。





言い訳を作るのは昔からの癖だ。


治せるはずもない



期待なんてしても意味はないから