私は、人を殺すのが大好きだ。
だから、人が苦痛に歪む顔や、苦しくて死にそうになっていると
嬉しくてたまらない。
私は、物心ついたころ人に殺されかけた。
その人は私の母親のお姉さんで、心の病気になってしまっていた。
その病気の名前が、「サイコパス」
サイコパスになると冷酷で無慈悲になって人間らしくなくなり反社会的に
なってしまうそうだ。
だから、私は人の「感情」がわからない。
あの、殺人現場を見たあの日から私はいつからか「サイコパス」になって
しまった。
こんなはずじゃない。
私は今日も血にまみれた手でそっとそのことだけが頭に浮かんだ。
私は自分の苗字を忘れた。
もう、頭がおかしくなったからなのか思い出せない。
でも、名前は言える。
私はサイコパス少女・サハルだ。