僕はとある研究施設で生まれた人造人間だ。
僕は人並み以上に体力があり、力もあると自信があった。
なぜなら、僕は人造人間だから。
おかげで体温が低いんだけど・・・
研究施設の人たちは皆いい人達ばかりだ。
だから、毎日が楽しく過ごせる。
据置のゲームやマンガ、小説。
そんなものが僕の周りにたくさんある。
あと、一週間したら僕はこの研究施設を出る。
(外の世界が、楽しみだな。)
楽しいことはたくさんあるけどこんな無機質な空間じゃ何も喜びは感じない。
(早く一週間過ぎないかな。)
僕はまた繰り返しそう考えた。
一人だけで生活するのは少し寂しい気がする。
「誰か一緒にいてくれないかな・・・」
僕はそう呟いた。
僕の名前はツヅミ。人造人間だ。