「あ!秘鳴姉さ…」



ゴッガッドッドガッゴッゴッゴッ





うひゃー!姉さんすごく怒ってる。




こんなに、キレてたら、止めなきゃいけないけど。



でも、30人居たのを、僕一人で片ずけるのにも、無理があるし。




今回は、詩鳴も兎鳴も、怪我して、倒れてるし。





あーあ。早く家帰りたい!





ドチャドチャドチャドチャドチャドチャドチャドチャドチャ





え?液体音?






ゆっくりと、後ろを振り返る。






ギ…ギャーーーーーーーー






心の中で、叫ぶ僕!






ね、姉さんが!




もうみんな、倒しとる!!






と、止めなきゃ!






姉さんの、ところに向かおうとする。







すると、僕と、姉さんのあいだに、







シュワァ






と、誰かが、現れた。




瞬間移動?





そう思ったが、次の光景で、その言葉は、消えた。