ガサカサガサガサガサガ


さっきよりも、大きい音がする。


ガサカサガサガサガサガ


右からは、聞こえていない。下からもない。



ガサカサガサガサガサガ


前…でもない。上でもない。


てことは?




ガサカサガサガサガサガサガサ……



左!!!!



ギャーーキャー


木人間が奇声を発してやってくる。


私は、来た木人間を交わして斧を降った。


ぶしゃァ


赤黒い樹液が吹き出る。

私は、自分にかからないようにして遠く離れる。


木人間は、しばらくフラフラしていたが、やがて、

ダァン!

と、倒れた。


ゥギャ

うめき声が聞こえたような気がした。



「…完璧!!パーフェクトだよ!!なんで初心者であんなことが出来るの?」


私が、小部屋に戻った後、秘鳴に言われた。

はしゃいでいた。


「よくわかんないけど、いつの間にか、体が動いてた。」


私は、思った事をそのまま言った。


そうすると、


「すごいね!」

と、壱鳴に言われた。
初めて壱鳴が私を褒めた気がする。

「もうすぐご飯だから、上行こうか」

遅鳴は、少し声が優しくなった気がした。


そう遅鳴に言われ、私たちは、上に向かった。


部屋を出た後、隣の部屋がきになったけど、気のせいにしといた。






第3幕END