茜に言わられるがままに、私は遠野の席へと連れられてきた。 「遠野くん。冬花が話があるって」 「…………」 茜の言葉に遠野は返事をしなかった。 「遠野??」 「俺、お前と話したくないからどっか行ってくれる??」 聞いたことない冷たい声で 私は遠野にそう言われた。 「はぁ??どういう意味⁉」 「…………」 私が何度問いかけてもそれ以上答えてくれなかった。