「遠野。どうするんだよ‼」



男子が遠野を冷やかす。



「うっせーよ。」


遠野がそういう。



振られるのかな??断られるのな??



そんな思いがつのり、私の目には涙が溜まっていた。




「家に帰ったら返事する。
だから待っとけよ。」



遠野からそう言われた。


「えっ?」



みんなは、気づかなかったかもしれない


だけど、遠野はそういったときに



私のポケットになにかをいれた。