「だめ!!!!!」



その時、教室から茜やクラスメイトが



そう叫びながら、でてきた。



「遠野くん‼冬花にはなにも教えないで‼」


「茜??何言ってるの⁉」


「冬花はなにも知らなくて良い‼
みんな冬花に優しくしてたでしょう??」


「確かにそうだけど…」


「じゃあ、それでいいじゃん。
なにも思い出す必要ないよ。」



みんながなにを言ってるのかわからない。



ただ



私は何か忘れている。



臨海学校の日のこと…