野獣に愛されたお姫様



「じゃあありがとね、潤」



アパートにつきお礼を言い車から出ようとした時、潤に右腕を掴まれた。



「音羽の部屋は2階だろ?どうやって登るんだ?」



「うーん…。足に負担がかからないように、ゆっくりと?」



そうすると、潤は盛大にため息をついた。



「俺が運んでやる」



そう言うと、さっき怪我した時に保健室へ運んでくれたようにお姫様抱っこをしてわたしを部屋まで運んでくれた。



ここで終わりかと思いきや次はご飯はどうする?と聞いてきて潤が作ってくれることになった。



「冷蔵庫にある材料なんでも使ってね」



「じゃあオムライスだな」



「やった!オムライス!」



わたしの大好物のオムライス。



潤はわたしの好物知ってくれてたのかな?



潤が手際よく材料を用意して料理を進めていく。



トントントン…ジュージュー



あれ?潤ってお金持ちのおぼっちゃまだよね?なんで料理なんてできるの?



「ねえ、潤。なんで料理できるの?」



「…当たり前だろ」



お金持ちのおぼっちゃまって料理とかできないイメージだけどそんなことないのかな?



わたしはそんな風にしか思っていなかった。



「できたぞ」



そんなことを考えていたらあっという間にオムライスが出来上がった。



「おいしそ〜!!!!いっただきまーす!」