野獣に愛されたお姫様


潤たちの試合を順調勝ち進み、ついにわたしのテニスの試合になった。



わたしはダブルスの試合で、ペアは同じクラスの菜々子ちゃん。



「頑張りましょうね、音羽さん!」



「うん!頑張ろう!」



試合はB組の子と戦うことになり、向こうは気の強そうな子達が多い。



ちなみに菜々子ちゃんはスポーツが苦手らしくわたしは少しテニスの経験がある。



だからわたしが菜々子ちゃんをリードしなきゃ!



わたし達と対戦するのはB組の女子2人で挨拶をした時何故だかすごく睨まれた気がした。



「おと、気をつけろよ」



「なんで?」



「あいつらお前を睨んでる」



そう潤に声をかけられ試合に臨むことになった。



そして試合が始まると何故だか、わたしへの集中狙い。



「音羽ちゃん!大丈夫?」



優しい菜々子ちゃんがわたしに声をかけてくれる。



「大丈夫!わたしが狙われた方が好都合だよ!」



こんなことで絶対に負けないもん!!



そう気持ちを奮い立たせながらも正直キツイ。



わたしだけ走り回っている状況だ。