絡んでいた奴等も、周囲にいた奴等も、顔を真っ赤にしている。

チビは突然の行動にあたふたしていた。



原沢アユは平然として、キツく周囲を睨んだ。

「青司は私の彼。男子も……女子も、手を出したら許さないよ?」


恋人には見えない二人に周りは悲鳴を上げ、

俺は良いカモを逃したと舌打ちした。