against

「見たくねぇから隠せっつてんの」

……なるほど。

変に納得した私は、素直に足を地面に伸ばした。

「男が誰のパンツでも見てぇと思ってると勘違いしてねぇか? だいたい80%は見たくねぇ。20%は見たい、むしろ見せろ」

「持論?」

「一般論」

へー。誰でも構わず見たいのかと思ってた。

……って何で熱いパンツ論を聞かされているんだろう。しかもこいつは平気な顔して話しているんだろう。

まぁいっか。余計な事を考えなくて済む。別にパンツの事を考えたくもないけれど。

「男はパンツの事だけ考えて生きてるのかと思った」

「あほか、男にはパンツ以外にも考える事が沢山あるんだよ」

しかめっつらのその顔は、とくに何か考えているようには見えなかった。

でもやっぱり男は、夢ばかり見てはいないと感じた。