「名前は?」
少し興味が湧いた。こいつは何を考えて、私を何だと思って、ここに来て私に話しかけているのか。
「そっからかよ」
ため息混じりのその声は呆れたように聞こえたけれど、チラッと覗いたその顔は頭のてっぺん近くを通る太陽に似ていた。
「答えたくなかったら別にいいけど」
そう言うと今度は少し笑って言葉を返してくる。
「――俊也。 つか、隣のクラスなんすけど」
隣のクラスの男の名前も知らないなんて、年頃の女としては終ってる気がするけれど。
男全般に興味がないし、さらにタメの男なんて眼中にない私は知らなくて当然だ。
隣のクラスと聞いて、A組は特進クラスのため、絶対C組だなと勝手に頭で整理する。
……俊也か。やっぱ聞いたことないや。
まだまだふさぎ込んでいたい私は、立てている膝に両腕を組むようにして抱き、さらに腕に顎を乗せて、意味もなくブラブラ揺れる。
あぁ。たぶん男だったらこんな気持ちにならないんだろうな。
今日は上を見るよりも下を見る方が多い。
どこからかやってきた蟻はキレイな列を作って忙しく動いていた。
それを見て、男よりも蟻の方がまだマシかなんて。
それにしても……
少し興味が湧いた。こいつは何を考えて、私を何だと思って、ここに来て私に話しかけているのか。
「そっからかよ」
ため息混じりのその声は呆れたように聞こえたけれど、チラッと覗いたその顔は頭のてっぺん近くを通る太陽に似ていた。
「答えたくなかったら別にいいけど」
そう言うと今度は少し笑って言葉を返してくる。
「――俊也。 つか、隣のクラスなんすけど」
隣のクラスの男の名前も知らないなんて、年頃の女としては終ってる気がするけれど。
男全般に興味がないし、さらにタメの男なんて眼中にない私は知らなくて当然だ。
隣のクラスと聞いて、A組は特進クラスのため、絶対C組だなと勝手に頭で整理する。
……俊也か。やっぱ聞いたことないや。
まだまだふさぎ込んでいたい私は、立てている膝に両腕を組むようにして抱き、さらに腕に顎を乗せて、意味もなくブラブラ揺れる。
あぁ。たぶん男だったらこんな気持ちにならないんだろうな。
今日は上を見るよりも下を見る方が多い。
どこからかやってきた蟻はキレイな列を作って忙しく動いていた。
それを見て、男よりも蟻の方がまだマシかなんて。
それにしても……

