against

ダラダラと無心に、誰ひとり振り返る事なく坂を上がる学生たちの後ろ姿を見ていると、何だか虚しい気持ちでいっぱいになる。

何の為に。

考えてはいけない事を勝手に頭が考えはじめ、思考を一旦遮断する。

時が過ぎれば過去のこと。

今は時が経つのを待ち、その集団の一人になればいい。

時間は必ず刻まれる。

呪文のように頭の中で何度も繰り返し、学校の低い門をくぐり抜けた。