土と埃の匂い。むせかえるような匂いの中に鉄と微かなゴムのような匂い。むさ苦しいその匂いに包まれるように、どこにでもある明るい緑色をしたプラスチックのベンチが置かれていた。
三畳くらいはあると思う。広くはないこの部屋は冷たいコンクリートの壁の左右を鉄の棚が占めていて真ん中にベンチ、奥の壁には高い位置に小さな窓が一つあった。
辺りを見渡しながらもう一歩踏み入れた時、ガタンと足元が鳴った。上ばかり見ていてスノコを土足のまま踏んでいることに気づかなかった。もっともそのスノコは靴を脱ぐ気にはなれないほど汚れていたのだけれど。
とくに変わったものはない。
バスケ部らしくバスケットボールも一つ転がっていたし、男子らしくいつのものかわからないジャンプだとか、筋トレ用品なんかもあった。
強いて言えば全ての物に埃が被っていて長い間使われていない事がわかった。
そういえばここに入る時赤いビニールのテープが扉に貼られていた気がする。
ベンチに座ろうと思い埃を払ったけれど、払えば払うほど埃が舞い辺りの空気を汚した。
もう面倒くさくなってドスンと埃まみれのベンチに腰かける。
三畳くらいはあると思う。広くはないこの部屋は冷たいコンクリートの壁の左右を鉄の棚が占めていて真ん中にベンチ、奥の壁には高い位置に小さな窓が一つあった。
辺りを見渡しながらもう一歩踏み入れた時、ガタンと足元が鳴った。上ばかり見ていてスノコを土足のまま踏んでいることに気づかなかった。もっともそのスノコは靴を脱ぐ気にはなれないほど汚れていたのだけれど。
とくに変わったものはない。
バスケ部らしくバスケットボールも一つ転がっていたし、男子らしくいつのものかわからないジャンプだとか、筋トレ用品なんかもあった。
強いて言えば全ての物に埃が被っていて長い間使われていない事がわかった。
そういえばここに入る時赤いビニールのテープが扉に貼られていた気がする。
ベンチに座ろうと思い埃を払ったけれど、払えば払うほど埃が舞い辺りの空気を汚した。
もう面倒くさくなってドスンと埃まみれのベンチに腰かける。

