落ち着いた胸に手を当て、軽快な足取りで学校へと向かう。



教室に着くと、クラスでは文化祭で何をするかの話で盛り上がっていた。


うちの学校は基本的に校則がゆるいから、大体なんでもアリの文化祭ができる。

しかも、売り上げも手元に入るから俄然やる気が出る。


教科書類を引き出しにつめこみ、カバンをロッカーに置く。



「ジュン、おはよう」

「マドカ!おはよう~」


朝からニコニコ笑顔のマドカを見て、私の頬も自然ともりあがる。