家に着いて部屋でのんびりしている私は
携帯を見つめていた

ピコン♪

通知がきた
ももかかな?

(ほんとに!?おめでとう!)

つい十五分前
告白が上手くいったことをももかに報告した

(ありがとう。ももかのおかげだよ)

どうしてもお礼が言いたかった。

ももかがいなかったら
こんな風にはならなかった。

初めはほどよい距離感の関係で相談をするクラスメイトだったのに

今じゃなんでも言い合える親友だ

友達なんていなくても平気と思ってた自分がばかみたい。

恋なんて面倒なもの

その考えがなくなったのはももかがいたから

私に新しい世界を教えてくれたのは
親友のももか

(そんな、私はなにもしてないよ。
頑張ったのは成瀬ちゃんだよ)

(今まで私のこと応援してくれたから
今度は私が応援する番だね!)

(今回は成瀬ちゃんに負けちゃったけど
次は私が成瀬ちゃんに負けないくらい
幸せになる。
いい人絶対見つけるよ!)

私よりも前向きなももか

絶対幸せになってほしい

(ありがとね。二人で幸せ掴もう!)

人見知りで、控えめな女の子

彼女のいいところは、前向きで
友達思いで優しいとこ

そんな彼女に私はそっと寄り添って
辛い時は一緒に泣いて、
楽しい時は一緒に笑う

どんな些細なことでも共感しあえる
かけがえのない存在になりたいと思った