【恭介side】


花が仕事に行き、俺は家の家事を一通り終え、会社へ行こうとした。


プルルル…プルルル…


電話?花か?


突然電話がかかってきて、俺は形態を見た。


…お義母さん?


携帯には花の母が表示されていた。


ッピ…


「はい、もしもし」


「〝あ、恭介君…?朝早くにごめんね…〟」


「いえ、大丈夫ですよ?何かしましたか?」


俺は、家の鍵を閉め、会社へと向かった。


「〝…〟」


「お義母さん?」


「〝…昨夜のことなんだけど…〟」


「あ、そのことなら花から聞きましたよ。花が酔ってタクシーの運転手に…」


「〝…ごめんなさい…〟」


え…?


「〝…それは…嘘なの…〟」


嘘…?


「ど…どういうことですか?」


「〝実は…昨日の夜…蓮君がうちに来たの…〟」


「え…」


カタン…


あれは立ち止り、手に持っていた鞄を地面に落とした。