月詠家に入ると、真っ先に心配そうな母に迎えられた。



「まぁまぁどうしたの?」



眉は下がり、とても心配そうだが。

 

「大丈夫で「律様の具合が悪くなり辛そうだったので」……まぁ」



一瞬悲しそうな顔をしたが、すぐに私に抱き抱えられた律の額に手を当てた母。
 


「!?熱いわ、すぐに寝かせないと」



「えっ、でも……、僕は……ハァ、ハァ」



息遣いが荒くなってる。



「雪香、用意は私がするから、貴女は律君をベットまで運んでくれない?」



「はい」



返事をしてすぐ急ぎ足で律の自室に向かい、そのまま扉を開けて律をベットの上に下ろす。



「ゴメンっ、雪香」



ん?ゴメン?



「具合が悪いなんて、多分自分でも気付かなかったよ」



私には見てすぐ分かったがな。



ベットに腰掛けて横になろうとしない律のネクタイを外し、制服のボタンを外す。



「ゆっ、雪香!?/////」



ん?

熱が上がったのか耳まで真っ赤になった律。



素っ頓狂な声を上げた律を無視してズボンのベルトを外す。



「ちょっ、雪香辞めっ/////」



うーん……座ったままじゃズボン脱がせない。



よし。



「って、わっ!」



律を押し倒し、私もベットの上に乗ってズボンを脱がす。



「ゆ、雪…香/////」



……律、大丈夫だろうか。

顔も耳まで真っ赤だし、声に熱が籠もってるぞ。



もうすぐでズボンを脱がせると思った時。