ある日突然!?

今更思い出したが、玲はソファーに横になってテントの下で眠っている。



いつも何かしら要らぬことを言うのが居ないと青龍も随分マシに思える。



珍しく……と言うか初めて私の話を聞き承諾した月夜と颯天は、

相手が桜花の先代だなんて微塵も思っていないのだろう。



勝ち誇った様な、人を見下す様な表情。



………さすがにこの大衆の前で事を成すのは気が引ける。



青龍が負けたとなればこの地の面目が立たなくだろうし、

近くには桜花所属の奴が多い青龍の総長と副総長で兄弟が理事と教師を務める高校もある。



ここと同様に大学までのエスカレーター式だが。



とにかく、何もこの高校まで桜花のものにしたい訳でも無いだろう。



円と慎を見ると、待ってましたとでも言いたげに目が合った。



『えー青龍幹部が揃ってる為、ここで辞退可能としますがどうしますー?』



おいおい円、その聞き方はわざとか?わざとなのか?



そんな聞き方したら………。



「辞退なんてしませーん。てか、青龍が相手だからどうこう言うなら、こっちは桜花だっての」



ーー「………」



ほらー、つららバラしちゃった。



『ま、とにかく最近成績が落ちてきてるので、テストで90点取らないと

出席日数や授業の免除にならないので全員教室に戻りましょう』



『青龍との闘いはテキトーに終わらせますので』



動こうとしない生徒に2人が殺気を向ける。



圧に勝てずに戻っていく生徒を見ながら居ると、律が袖を引っ張ってきた。



「雪香、あの人達、やっぱり強いの?桜花とか言ってたし、理事長とかも僕達と同じ特別扱いしてるし」