あれから1週間が経った。



2日目には下手な尾行をする男が現れ、

つららに頼んでその日から警戒してもらい、



3日、4日と尾行する男は増えていき、今朝なんて10人も居た。



つららが片付けてくれたらしいが、これだけ尾行されて気付かない青龍に呆れている。



私の評価が変わると同時に、私に対する青龍の態度は何故か変わりつつあった。



月夜と颯天は相変わらずだが、何故か玲と瑠樹と律はマシになった。



玲は私を律に近付けたくないのか律と私の間で昼寝をするし、

瑠樹は律の隣でよく話すようになった。



初日は近付くのも嫌がっていたのに、

律の周りに予備危険分子が…つまり私が居るとなれば近付いてきたのだ。



しかも、玲も瑠樹も敵意の欠片も見せなくなった。



月夜と颯天は時々睨みやら効かせてるつもりだろうが、あんまり?

いや全然怖くないし、正直鬱陶しい。



ただ、空気扱いしてるのも変わらない。



雪希と雪路は組の方で生活している。

つらら、6代目達と登校し、私以外の5代目も含めた桜花と過ごしているらしい。



………さてと、本題をどうするか。



青龍に痛い目を見せてやろうとしてたのだが、

青龍は雪路と接触する機会が無い為別に悪に見えない。



言うとすれば、何故愛奈の事をこんなに信じているのかだ。



庇護欲にでも支配されてるんだろうかなんて思いながら青龍と登校し、

教室に円が入って来た。



出席確認を適当に以前と同じ様に終えてすぐ。