ある日突然!?

そう言い出席簿を片手に、月夜達がまるで見えてないかのように通り過ぎた円。



多分、円は知ってるんだろう。

青龍が雪路にどんな扱いをしてるのかを。



「自習かぁ。それなら屋上行く?」



……何故私の返事を待つような仕草を?



「どちらでも構いませんが」



「うん、なら行こっか」



席を立って廊下に出ると、月夜達は待っていたらしく居た。



「皆、屋上行こ」



「ですね」



「律くぅ~ん!」



月夜が返事をしたと思えば、直ぐ様律に抱きつこうとする亜夢。



途端に視線を向けてくる律。



……そういえば、亜夢も含めての女子から守れとかって言ってたな。



律を引っ張り、亜夢は誰も居なくなった教室の扉に激突し掛けた。



ーーっ!



「もーぉー、何で邪魔するのぉ?」



立ち直り早いな。

なんて思いつつ、いまだに律に抱き付こうとしてるので律を背に隠す様にして立つ。



「義務です」



「何のぉ?」



「護衛のです」



「護衛だからって酷いよぉー!亜夢ドアにぶつかりそうになったんだからぁ!」



「それはそれだけの勢いを持って、律様に激突しようとしてるとしてるとは考えられませんか?」



「あっ」



「もーぉー!何でそんな事言うのぉー!」



「事実です」



「ううっ」



一々伸ばし口調やぶりっ子な仕草が鬱陶しい。



いやそれより、律と瑠樹以外が睨んできてる。



「さっ!皆行こ!」



声と共に後ろから律に背を押され、その後をついてくる月夜達。