ある日突然!?

「月夜達より早かったんだね」



「そうみたいですね」



なんて会話をすると、クラスの奴等も話し出した。



「律様が護衛を!?」

「最悪ですわ」

「それよりも、何ですのあの髪型。みっともない」

「そうですわそうですわ。前髪なら耳に掛けるとか出来るでしょうに」



どうやら私という護衛が律についた事をよく思わないらしい。



そんな連中は目も暮れずに笑顔でこちらを向いた律。



「………雪香、気にしないでね」



「お心遣い感謝します。ですが心配無用ですよ」



「そう?」



「はい。陰口でしかものを言えない、下等な連中の声には耳を傾けませんので」



「………ハ、ハハハッ」



うん、今のは地味に自分でも言い過ぎたと思う。

まぁ次から気を付けよう。



少しして。



ーガラガラーっ



扉が開いて入ってきたのは円だった。



「!」



一瞬驚いた様な素振りを見せてから落ち着いた様子で出席簿を開いた。



……が点呼はせずに、クラスを見回して出席簿に印を付けて閉じた。



「遅刻は宮野、十川、栗山、狐里、伊東に、つらら、杏、凛、智哉ですねー」



やっぱり名前で呼ぶのか、つらら達は。



何せ先代だからな。

………私は、雪希以外の6代目には顔も見せてないが。



ーガラガラッ



勢い良く開いたと思えば、息を切らしてる月夜達だった。



ーーっ!?



驚いてる驚いてる。



「ギリギリですかねー」

ーキーンコーンカーンコーン



何となく機嫌が悪くなった円の声とほぼ同時に鳴った始業のベル。



「今日は自習でーす。やった分のノートは出してくださいねー。では」