ある日突然!?

ちなみに私は何度か祖父の使いでここに来た事があるため、玄関口がどこにあるかなどは把握済だ。



その為、律のが何処にあるかまでは謎だがとにかく2年の靴箱の方に行き下ろす。



………だが、未だにフリーズしたままだ。



「律様、着きました」



「………」



反応なしか。



胸元の懐中時計を取り出して見ると、8時25分。



「大神先生が怒りますよ」



「っ!……って、えっ?何で下駄箱に…」



ハッとしたと思えば辺りを見回す律。



「それより今は登校です。チャイムが鳴る前にクラスに行くのでしょ?」



「あっ、うんっ!」



そう言い急ぐ律を見ながら、いつも来た時に入れてる靴箱の方に行くと、

何故か用意されていた上靴。



明が用意したのだろうかと思いつつ、ここに入れてあったので使わせてもらう。



そのまま靴を履き替えた律について廊下を走り、結構移動して止まったのはある教室。



ガヤガヤと物音もしつつ、香水やらの匂いも入り交じっている。



2ーS。



そう書かれたプレートと共に、担任である大神明の名も掛かっていた。



「間に合ったー」



そう言ってから律が教室の戸を開けると、煩かった教室が静まり返った。



それを意外にも気にも止めずに、

教室の窓際一番岳後ろの席に着席した律をクラスメイトからの視線を遮るようにして立つ。