その声音はとても悔しそうで、悲しそうで、でも真剣で。
青龍というものに所属してる為に敵意を抱いていた私にでも、
その声音はそう思わせるものだった。
「良いですよ。ただ、青龍所属は出来ませんが」
「えっ!?……何で?」
え?
「幹部にしようと思ってたのに………」
………は?
幹部?私が?
しかも、何でそんなにしょんぼりしてるんだ。
「僕、青龍に所属する気は全くありませんので」
「えっ……」
笑顔で拒否されるのに驚いたんだろうか。
いや、それよりもだ。
話してる間に門前まで来ており、それはそれは敵意を向けられてるんだよ。
「ちょっ、皆ストップストップ!雪香に敵意向けない!」
ーー………。
全員ものすごく不満そうだったが、とにかく敵意は向け無くなったらしい。
律の前でだけかも知れないが。
門を潜るとすぐ、伊東亜夢が律の腕に抱きついた。
つららに抱きつかれて何の違和感もない私と、感覚は同じなんだろうか。
なんて思いながら見てると、どういう訳か律に腕を掴まれた。
………一体何をする気で?
嫌な予感がする。
思ったと同時、律が私の腕を引っ張り、
当然私も伊東亜夢にはこれ以上近付きたくない為体を持ってかれない様に踏ん張ると、
自然に伊東亜夢の腕の中から律は脱出したのだが……。
青龍というものに所属してる為に敵意を抱いていた私にでも、
その声音はそう思わせるものだった。
「良いですよ。ただ、青龍所属は出来ませんが」
「えっ!?……何で?」
え?
「幹部にしようと思ってたのに………」
………は?
幹部?私が?
しかも、何でそんなにしょんぼりしてるんだ。
「僕、青龍に所属する気は全くありませんので」
「えっ……」
笑顔で拒否されるのに驚いたんだろうか。
いや、それよりもだ。
話してる間に門前まで来ており、それはそれは敵意を向けられてるんだよ。
「ちょっ、皆ストップストップ!雪香に敵意向けない!」
ーー………。
全員ものすごく不満そうだったが、とにかく敵意は向け無くなったらしい。
律の前でだけかも知れないが。
門を潜るとすぐ、伊東亜夢が律の腕に抱きついた。
つららに抱きつかれて何の違和感もない私と、感覚は同じなんだろうか。
なんて思いながら見てると、どういう訳か律に腕を掴まれた。
………一体何をする気で?
嫌な予感がする。
思ったと同時、律が私の腕を引っ張り、
当然私も伊東亜夢にはこれ以上近付きたくない為体を持ってかれない様に踏ん張ると、
自然に伊東亜夢の腕の中から律は脱出したのだが……。


