ある日突然!?

「ちょっ、父さん!僕守って貰わなくても良いよ!」



「せやで覚さん、律は強い。………それに、雪香とかいうそこのもやしみたいな奴に守られんでも俺らが居る」



「そうです。家族の問題なんでしょうが、律の護衛に就くということは、僕達にも大きく関わってきます」



「そうだよ!考え直して、覚さん」



あっ、喋った。



今の今まで喋らずに、ずっと目を泳がせてた律と瑠樹がようやく喋った。



だがそんな2人が喋っても、青龍が必死そうに言っても義父は黙ったまま。



「覚さん、俺らとか律と雪路達仲良うさせようとしてるんやったらやめてくれ。ソイツが律の護衛なんぞ出来る訳無いやろ」



「そうだよ!大体、族の世界に一般人巻き込むなんて……。そんな危険な事させないであげてよ!」



「そうです。族の、裏世界に護衛だからという理由で入られても不快です」



……にしてもよく喋るなー、コイツら。



さっきから聞いてればもやしだの一般人だの危険だのと言ってるが、

こちとら族よりももっと黒い裏世界に居るんだよ。



そんな風に考えながら、作り笑いを戻した私。



……雪路が殴られた事については、正直これ以上無いほど不満だが手出しなんて出来ない。



組長に止めろと言われたのもあるが、それよりも雪路の性格を考えてだ。



私が美化してるだけなのかもしれないが、

雪路はきっと、私が青龍に、雪路を殴った颯天に手を出しても悲しむだろうから。