ある日突然!?

顔は腫れて、こんなのすぐに手当てしないと。



大体目には涙が溜まってるし、仲間だった存在に殴られたっていう事実がどれだけ苦しいか……。



私だったらなんて考えたくもないくらいなのに。



……それに、あれでも全国の幹部以上だ。



力だってあるだろうし、雪路は喧嘩なんてしてないのに。



「大丈夫…、だよ。心配…、しないで」



っ。



「雪路!何で、僕の前にっ」



そう雪希が涙を流すまいとしながら言う。



だが顔の腫れのせいか痛みのせいか、それに雪路は笑顔を向けるだけ。



涙が流れ、それを必死に拭いながら……。



「傷の舐め合いなんて、見せつけないでくれますか?」



っ!



「殴られてもしゃあないやろ、青龍に楯突いたんやから」



「自業自得」



傷の舐め合い?



殴られても仕方ない?青龍に楯突いたから。



しかも、自業自得だって?



言いたい放題言ってくれるじゃないか。



全国No.1青龍の権力と地位に溺れた餓鬼が。



拳に力を入れる。



このまま立ち上がると同時に殴り掛かってやろうか。



いや、それだけじゃ気が収まらない。



そう思いながら立ち上がろうとしたとき。



「雪希、雪路を殴ったのは誰じゃ?」



っ!



いつの間にか私の前に、私達の前に立っていた祖父に驚く。



それと同時に、雪希は唇を噛みながら言った。



「青髪の、狐里颯天」



「ほぅ。…雪希は雪路の手当てをしなさい。大丈夫ずゃ、ワシ等が雪路を見ておく」