名を呼ばれて無視した事。
手を離させたこと。
私が最初から守らなかった事。
大体元から、私は無力だと思わせていた事。
離れようとせずに居る律。
「とにかく、屋敷に入るか?」
「ん………」
離れた律の手を、少し寂しく感じたのは気のせいだろう。
歩き出すと、後ろを付いてくる律の足音が聞こえてきた。
………律、どうして来たんだろう。
手を離させたこと。
私が最初から守らなかった事。
大体元から、私は無力だと思わせていた事。
離れようとせずに居る律。
「とにかく、屋敷に入るか?」
「ん………」
離れた律の手を、少し寂しく感じたのは気のせいだろう。
歩き出すと、後ろを付いてくる律の足音が聞こえてきた。
………律、どうして来たんだろう。


