ある日突然!?

あの後別宅て下ろされ、私はその日すぐに眠った。



翌日朝からシャワーを浴びに大浴場に行き、最近掃除をしていないのが嘘だと分かった。



屋敷内は普通に綺麗だった。



この屋敷は、和な造りで組と同じ程の広さがあった。



屋敷内には幾つもの和室があり、庭には水の澄んだ葉の浮かぶ池や大木があり、

縁側はそんな眺めを見るのに丁度良くあれから10日経った今、

私はここで夏の暑さが少しこくなったなと思っていた。



怠けてるが、言われた通り掃除はした。



きちんと門から庭まで。

屋敷内の一室一室、大浴場、玄関、廊下、トイレキッチンその他全部。



やる事があると没頭出来たが、無くなるとやはり考えてしまう。



『雪…香、お願い、待っ…てっ……。行か…ないでっ』



っっ。



待てば良かったとは思えないし、だからといって無視したのもどうかと思ってしまう。



ーピンポーン



インターホンが鳴った。



きっと祖父だろう。



服装は晒はせずに白の着流しに帯。髪は肩から横に流している。



縁側から出るついで、白の鼻緒の下駄を履き門まで向かう。



カランコロンと良い音が鳴り、律の事は考えないようにして門の前に立ち開ける。



ーギュウ「雪香っ!」



「っ!」



開けた瞬間、いきなり抱き着かれた。



声から、匂いから、気配から、体格から、完璧に律だ。



「律………」



「雪香っっっ」



ギューッと抱き締められる。

同時に私の心も、自覚し難い何かが溢れてくる。



「雪香っ、雪香っ」



肩に顔を埋められ、腰を強く抱かれる。



「………」

罪悪感が溢れてくる。