Home run[仮]



昼休み。いつも葵とふたりでご飯を食べる


天気がいい日は、校庭の端にあるベンチでご飯。
私はこのベンチが結構好き


ベンチに座ると、葵が話し始めた。


「さて、頑固な梓がよくすんなりと折れたわね?」


「いや〜拓斗くんにはかなわなくて」


「ふ〜ん?あやしいな〜」


「えっと…話ってそのこと?!」


「当たり前でしょ!で、好きなの?」


「なんでそうなるの〜」


「授業中拓斗くんのこと見てるし」

ドキッ

「拓斗くん最近よく梓に話しかけるし」

ドキッ


「あと、だいたい梓のことはわかるから」


「で、ですよね〜」

ここにもいたわ、私がかなわない相手。


「で、で、で?聞かせて〜恋バナ〜」


「やっ…まだ恋かどうかわかんないんだけど…」


私は今までの事を葵に話した。
思い出す度、顔が火照る。