Home run[仮]




使ってない更衣室を借りて
私と葵は着替えを済ませ、グラウンドに向かうとちょうど2人が部室から出てきた。



「おまたせっ」

「涼真の事は待ってないわよ」

「葵きっつ〜」

「行こう。涼真は置いて」

「おいおい梓ちゃんまで」


4人でたわいもない話をしながら坂下のバス停まで歩く。


「じゃあ私はこれで、梓、涼真、拓斗くん
また明日ね!」



3人で葵に手を振って、少し歩くと


「じゃあ、俺電車だからこっち!また明日!」


と、涼真が帰っていった。
ついに2人…何話すよ、私!


「…あのさ」


「え?ん?!なに?」

ばか!オーバーリアクション過ぎでしょ私!拓斗くん困ってるしほら…


「あっははは」


え?

「いや〜梓ちゃんのびっくりした顔がうちの犬が驚いた時に似てて…つい…あっははは」


こんな風に拓斗くん笑ったりするんだ…


「えっ…いぬ〜?失礼!」


「ごめんごめん。でもうちの犬可愛いよ?ほら」

拓斗くんが携帯で写真を見せてくれた。
愛くるしい顔でこちらを見ているわんちゃんがそこには写ってて…


「え!可愛い〜チワワ?」

「そうそう」