「えと…そっちの…」


「ああ、こいつ?桜庭拓斗。
俺の友達!小学生ぶりに再会したんだよ」


「そうなんだ!拓斗くんよろしくね」


さっきの困った笑顔とは違い、
満面の笑みでそう言った梓が可愛くみえて


「お、おう…よろしくな〜」


と、なんだか変なリアクションをしてしまった。


そんな俺をスルーして涼真が質問を投げかける


「梓ちゃんはさあ、部活とかやるの?」


「え、部活?部活は…」


「決まってなかったらさ!俺らと野球部入らない?梓ちゃんマネージャーで!」


「え…それはちょっと…」


梓が悩んでいると教室のドアが勢いよくガラっと開いて担任登場。


「考えといてね」と梓にコソッと伝える涼真。

また梓は困った顔して笑ってたな〜