スペース

コンビニの外で1人でアイスを食べた。

虚しい
やるせない

不意にそんな気持ちで胸がいっぱいになった

「「退屈だな…」」

へ?
隣を見るとパックジュースを飲む金髪の学生服の男が立っていた

「今ハモったよな?」

いやいや、なんでタメ口やねん
てか、普通話しかける?

そんな心のツッコミを抑えて
「そうですね…」

「だよな〜俺もちょうど朝中古で買ったゲームクリアして退屈だな~って思ってたとこなんだよな~」

「そうですか…」

「え、姉ちゃん。そのアイス6本入りだけど一人で食べるん?俺にも1本くれへん?」

見た目がヤンキーだし、ここは機嫌を損ねたら面倒くさそうだしアイス1本で巻いてくれるならいいか…

そう思ってコンビニの袋から1本アイスを差し出した

「ありがとうね!やさしいなあ姉ちゃん!名前は?俺涼介って言うんや!よろしゅう!」

「…まお」

「まおか!ええ名前じゃ!どう?これから皆でご飯食べるんやけど、姉ちゃんも一緒に行かへん?」

なんだこのコミュニケーション力の塊は…
怖い、シンプルに怖い…
というか、ご飯あるのにアイスを食べているのかこの人?しかも見知らぬ人のアイス…

「いや…私は…」

「退屈するくらいやし予定あらへんのやろ?なら行こうや!お礼させてえな!」

強引すぎる!!!!!


未だかつて無い強引さに私はそのまま手を引かれて連れていかれたのであった