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サクマさんは本当に12時に、お店に現れてくれた。
｢こんにちは｣
｢こっ、こんにちは...あの...｣
緊張でどもっていると、
ニッコリ笑ってくれて、
｢本当に案内してもらえるなら、ありがたいなって思って。…大丈夫、かな｣
｢あ、はい。暇なんで｣
向こうにいた、斉藤くんに睨まれるのが分かる。
｢お買い物、したいんですか？｣
｢う～ん、それなんだけど、もうちょっと、のんびりしたくて、大っきな公園とかに、行きたいな｣
公園か。
考える。
｢わかりました｣
｢じゃあ、彼女、借りるね｣
サクマさんは斉藤くんに断って、店を出る。
｢斉藤くん？凄くフレンドリーだよね。ここに来ると、いっぱ話かけてくれる｣　
そうなのか。
フレンドリー？