ふと目を開けると…。
先輩が目の前に現れた。

お姫様、やっとお目覚めですか?
と、笑ってる。

昨日、朝早く起きてたからだろー。
なかなか起きないから、心配したよ。

そう言えば…昨日めっちゃ早起きだった…。
でも…それだけじゃないよね?
ちょっと、にらむと。

ん?お、俺のせい?
やだなー。と、赤くなりながら、
ちづる、そんな姿してたら
また襲われるよ。早く着替えな?
と、笑う。

え?と、見ると、
あたし…下着姿。
や、やだ。急いで布団をひっぱると。

隠したってもうおそーい。
昨日いっぱい見たし。と、ずるい顔をする。

もう。恥ずかし…。
着替えようと、洗面所に走り。
鏡を見ると、新しい赤いあとがある…。

昨日の夜…何度も何度も抱きしめられ…
体中にキスを受けた…。
思い出すと、顔から火が出そう…。

着替えて出ていくと、
先輩がここにおいでと、呼ぶ。
隣に座って…また、印つけたでしょ。と、
言うと。
しれっとして、あ、ほんと?と言う。

あたしの視線に、負けたのか、
赤くなって俺のもんだし。と、いばる。

ぷっと吹き出すあたしを、また抱きしめて。
足りない?と、言うから。

あたしにも、つけさせて?と、言ってみる。

え?と、あたしから手を離そうとする先輩を、
ずるい!と、捕まえた。

今日は、ここにいようか。ゆっくり。
と、先輩があたしの気をそらそうとする。

うん。今日はずっと一緒にいようよ。
話したいこといっぱいある!
聞きたいことも、言って欲しいことも、
して欲しいことも…と、並べると。

え。と、固まる先輩の。
Vネックから見える素肌に、ちゅっと
吸い付いた。
スキありー。と、笑ってみたけど。
全然印なんてつかない。

あれ?って顔するあたしに微笑んで。
お手本見たい?と、抱きしめられたから。

あとでいい…。と、口をふさいだ。

先輩は…。
せっかく着替えたのにと、笑った。