だから ほっとけねーんだよ  【完】

「遅くなってすみません。
 よろしいかしら?」

「緒方社長・・」


部長が、緒方社長・・つまり、
敦吉のお母さんに手を差しだし、
握手をする。

緒方社長はニコリとほほ笑んで
ゆっくりと頷いた。

それを見て、
部長は何度も頭を下げていた。