「…蘭…お前っ!裏切ったのか?!」

うちは声をはりあげた

足を1歩前に出すと

ーーーガサッ

ん?

下に目線をやると折りたたまれた紙が落ちていた

その紙の上に

『私がどこか部屋に入ったら読んで』

と書かれていた

どういうことだ…?

睨むように蘭に目線を上げると

その通りにして

とでも言わんばかりに睨みかえしえきた

「瑠衣…ちょっとここの部屋借りるね」

「はやくしろ」

蘭は華苗を引っ張って部屋に入ろうとした

近くにいた結香と花音が止めようとした所に蘭がボソッと何かを言った

結香と花音は一瞬殴ろうとしたが手を下ろした

それを見ていた瑠衣は勝ち誇ったような顔をしていた