【未雪side】

「それでしばらく私はBLACKSの道具として扱われた。もう死にたいとも思った。何度も何度も逃げようとしたけど無理だった。そしたら…かな姉が…!」

「…辛かったね。怖かったよね…。でももう大丈夫だから。」

うちは蘭の背中をさすりながら一緒に泣いていた

そんなうちを蓮夜が後ろから抱きしめてくれた

「…だったらいちはやく華苗を助けに行かないと!」

星河がバンッと音を立てて立ち上がった

「まて、星河。作戦を練らないと」

「…華苗が言ってたやつでいいんじゃないのか?」

「…たしかにそれしか方法はなさそうね…」

「…未雪、星河。あれはいちかバチかだぞ?」

「でも、やるしかない」

何としてでも華苗を助け出す

みんなの意見が一致したところで

「…今日の午後7時ちょうど。BLACKSの倉庫にのりこむぞ!」

部下達を集めて作戦を話した