みんなざわざわしてる

どーせ女なんかって思ってるんだろ

だからテキトーに目が合ったやつを呼んで

「ちょっとでいいからさ!星夜の実力知りたいじゃん?」

って殺気を出した笑顔で言う

少ししか出てないのに、ちょっと後ずさりしてる

弱っ!笑

なんて思ってると、様子を見てた未雪が横から

「うちら姫になるなら、君たちの力知りたいでしょ?守ってくれるのかなーって」

さすが未雪。説得力高すぎ

指名した男は、この状況に戸惑ってる

それを見て星河が

「1回やってみろ。」

ってひとこと

「で、でも…」

相手は女だぞ?とでも言いたげな顔で星河を見つめてる

星河は鼻で笑って

「大丈夫だ。本気でやってみろ。…総長命令だって言えばやるか?」

「…分かりました」

しぶしぶって感じで了承。

「ねぇ星河。この子名前何?」

「篠宮陸斗(シノミヤリクト)下っ端の中じゃ、1番強いかもな」

「へぇー、楽しくなりそ」

ふふって笑って陸斗の前に出る

「陸斗。よろしくね。あと、本気できてね?」

「そんなに言うなら本気でいきますからね」

陸斗の顔が真剣になる

「ねぇ!俺もやりたい!」

声のする方を見ると、1人の男が立ってる

「俺、園崎優也(ソノサキユウヤ)」

「ふーん優也ね、いい度胸してんな。じゃぁうちが相手するよ」

と言って未雪が出てくる

いつの間にか戦うにはいいスペースが出来てる

「んじゃ、始めましょ!」