そんなある日いつものように夜、出かけてた

亜依と公園の横を通りかかった時

「ねねー、君たち可愛いねー。こんな夜に女の子2人で危ないよぉー?」

「ちょっとお兄さんたちと遊ぼーぜー」

急に腕を引っ張られた

チッ、めんどくせぇやつら

腕を振り払う

「やめろよ、うぜー」

低い声で言い放つ

「…っ!なんだてめーは!あー、もう冷めた。殺れ」

リーダーらしき人の合図で数人がかかってくる

ドスッ

1発命中

1人1人は弱いな

けど人数多いな、ちょっとやばいかも

「ちょっと人数おおくね?(ボソ」

亜依がつぶやいた

「そうだな、ちょっとやばいかも」

前からかかってきたやつをかわした、すると

「後ろががらあき〜」

しまった!気づいた時にはもう遅い

「乃々花!」

覚悟を決め、ギュッと目をつぶる

………?痛くない?

そっと目を開ける

…!そこには黒の特攻服を着た女の人が立っている

背中には金色の刺繍で
『華雪初代総長 綺蝶』

と書かれている

華雪…

日本No.1の族だ

知らない人はいないだろう

そんなすごい人がいま目の前に…

「…消えろ」


低く言い放った綺蝶の声に全員がビビり逃げていった

す、すごい…

かっこいい…!

私にとっての光が現れた時だった