ーーーーピピピピッ

「…んー」
重いまぶたをあげ、周りを見渡す

あー、そうか、もう病院じゃないんだっけな

今、未雪と2人で住んでいる

あー、学校だ…今何時だ?

…9時半か…

あー、めんどくせぇ

休もっかな…

でもなぜかあいつの言葉が脳内をよこぎる

「……まぁー行くか」

着替えてリビングに行くと未雪が朝食をとっていた

「あー、おはよぉー、華苗の分も作ったよ?食べなよー」

「おー、ありがとな、」

そのまま朝食をすまし家を出たのは10時

未雪とバイクにまたがる

「…めんどくない?お昼から学校いこーよー」

「うん、めんどい。そーしよ」

その後はテキトーにふらふらして、気づけば12時


「そろそろ行くか」
「だね」

そのままバイクを走らせ学校についた

教室のドアを開けると視線がいっきに注がれる

その視線を無視し、自分の席につくと

「おはよぉ!今日遅いね?どーしたの?」

銀河が近寄ってくる

「…ダルかっただけ」

テキトーに答え視線を星河にむける

すると星河が微笑んで

「おはよ」

とつぶやいた

…っ!なんだよこの気持ち…今絶対顔赤い。
胸がギュッで締め付けられる感じ…

いや、ありえねぇ、うちは誰も好きにならない

そう決めたから……