1番大切な君へ

ーーーー1年前ーーーー
「え、仕事が入って海外にいく?!」
うちは病室で叫んでいた

「そうなの、ごめんね。本当は家族で過ごしたかったんだけど…」
お母さんが言った

一方隣でも
「未雪、ごめんね。」
と、未雪のお母さんも話している

うちの父、母と未雪の父、母は昔からの付き合いだ

親同士、族で繋がっていた。結構前に引退したけどね、
うちの母が総長。父もほかの族の総長

未雪の母が副総長。父もほかの族の副総長だった

うちらの両親で会社を成立して今じゃ海外でも有名なブランドとなった

その関係で明日から海外へ行くらしい

家族で過ごすって決めてたのに…

まぁー、そんなわがまま言えるはずもなく

「大丈夫だから、仕事頑張ってきてね!」
と、笑顔で見送った

両親が病室から出ていくと大きなため息をつきながら

「うちら、必要とされてるのかな?」

ボソッとつぶやくと

「それ、うちも思う」

未雪もつぶやいた

それから2人で今思ってることを全部話し合った