「唯香(ユイカ)、アタシもうダメかもしれない...」

「待って!今どこにいるの?どこ!?」

「…バイバイ」




「あっ、」

またやってしまった…。

急いで隣りのボタンを押すが時すでに遅し。

はぁ〜、と深いため息と共に
自動販売機から飲み物を取り出す。

‘微糖’と書かれた缶コーヒーを片手に廊下を歩き出した。