「ここ〜」


私が案内したのは

銀座にあるお洒落なイタリアンのお店


「さすが菜乃花!!

いいお店知ってるわね〜」

「まぁね!

滞在時間無制限だから

閉店までゆっくりできるよ〜」

「えらい!いい子いい子〜〜」

「えへへ〜」


美琴は私を犬か何かのように

わしゃわしゃと撫で回す

私はこれが嫌いじゃない。むしろ好きだ。


「じゃあ、早速入ろうか。」


美琴の一言を合図に

私達2人はお店へと足を踏み入れた