「美琴、お疲れ様!」


私は待ち合わせ場所に

向かってきた美琴に声をかけた


「菜乃花、お待たせ〜…

って、えっ!?菜乃花っ!?」

「うん、菜乃花だよ〜」

「え、どうしたの!?

そんなに痩せちゃって!?

え、ちゃんと食べてる???」

「食べてるよ〜

仕事始めたらなんか痩せちゃって笑」


私を見て

目を飛び出しそうなほど見開いて

驚いている彼女は大学の友人である

青木 美琴(あおき みこと)


今日は久々にディナーをする約束をしたのだ

大学卒業から2年

久々に会った美琴はやっぱりいい女だ

そんな美琴は

サークルのイケメン会長を

見事にモノとしていった


「何よ、

さっきから人の顔じっと見つめて来て」

「驚いて変な顔になってても美琴は

やっぱりいい女だなぁと思って」

「何いってんだか。

とりあえずお腹すいた

早くどっかはいろ?」

「そういうと思った!笑

美琴様のために

しっかり良いお店予約しといたよ〜〜」

「さすが、菜乃花!!」