「送ってくれてありがとうございます。

久々に木下さんに会えて嬉しかったです

また今度ご飯にでも行きましょう!」


そう

お礼と社交辞令を伝えて

私は車を降りようとした

しかし…


「今度っていつ?」

「いつって…んー。

木下さんの暇な日?

連絡ください!」

「LINEブロックされてるのにどうやって?」

「あ…」

「ちょっと話さない?」

「はい。

じゃあ、木下さんが良ければ

私の家でどうですか?」

「菜乃花が良いならお邪魔させてもらう

この辺パーキングある?」

「あ、大丈夫です。

私の駐車場に止めてください。

ちょうど弟に車貸してて

駐車場空いてるんで」

「免許取ったんだ。」

「はい、4年の時に。」

「そうなんだ。

じゃあ、そこに停めさせてもらうよ。」