僕は、すぐさま携帯音楽プレーヤーを買った。
今まで電車や街行く人達が耳に付けている光景を見て、
“なにをそんなに一生懸命聞いてるのか”
と思っていたけど、
ようやくその気持ちが分かった。
登下校する電車の中、
今まではただボ~っとしたり、人間観察しながら小説のネタを考えていた生活は一変した。
頭の中で常にCycloneの皆さんの音楽が、
立花さんの歌が流れる。
放課後もこうして図書室でイヤホンを耳に付けていたのに、
盛り上がる良いところで遠藤先生に話し掛けられてしまう。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…