「・・・・・。」

肩を叩かれたのでヘッドホンを外して顔を向けると、父さんが何かを持って立っていた。


・・・八つ橋?



「音楽聞いてたのか・・・
・・ってどうした?
泣いてるのか?」



「・・・・・・ううん。なんでもない。
お帰り父さん。」


「これ京都で買ってきたから。」


「ありがとう。」