「カスミが、
“すげー子と会った”
っつーからどんな奴かと思えば・・。
中坊みたいだなお前。」
「た、立花さんとお知り合いなんですか?」
「おう。俺は隼人。」
「に、仁村和也です。」
「あ、そうだ。カスミから伝言。
“いきなり話し掛けたり連絡先聞こうとして、怖がらせてごめん”
だってよ。」
「そ・・そんな・・謝らなくてもいいです!僕の方こそ謝りたかったんです。」
イカつ・・じゃなくて隼人さんは立花さんの知り合い・・・。
「お前、詩を書いてるらしいな。」
「い、いや僕は小説を書くのが好きで・・・。」
「あ、そうなの?カスミがやたらとお前が書いた詩を褒めてたぞ。」
「隼人さんと立花さんは一体・・・。」
「ん?カスミから聞いてないのか?」
「聞くもなにも、
ほとんど僕・・緊張して・・。」



